● 校長室から ●
Messages from the principal

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7月5日の子ども達
2018/07/10


7月5日の朝は日本から政府関係の方が来校されて授業を見学されました。1・2年生は図工室で新聞紙を切ったり貼ったりしながら造形遊びをして、たてよこ数メートルの大きな作品を作っていました。担当の先生が大きな声を出さないでも子どもたちは自分たちで楽しく作っていました。3・4年生は英会話の授業(3・4年は週に英会話2時間とドイツ語2時間)です。現地採用の先生と派遣教員の先生による英会話の授業でした。5・6年生は音楽室で楽器演奏と歌の披露。みんな元気に取り組んでいました。見学をされた方はウイーン日本人学校の特色のある教育に関心を寄せられていたようです。またご来校の際、来校の記念に本を頂きました。新しい本が増えて良かったと思います。


 午前の授業が終わってから1階のホールに行くと七夕用の笹にお願い事が書かれていました。いろんな願い事が短冊に書かれています。みんなが自由に書けるように脇のテーブルには短冊とペンが置かれていました。いろんなお願いがあります。
みんなの願い事がかないますように。ちなみにこの日の夜は晴れた夜空でした。

午後
 お弁当を食べてしばらくすると1時に子どもたちは校庭の桜の木の下に集合しています。
そして桜の木の下のテーブルにスイカがいくつも置いてあります。それを中学生が包丁で切ってくれています。教師も含めたみんなはテーブルを囲み、包丁を使う手元を見ています。
子どもたちは「食べていいですよ」の合図で一斉にスイカに手を伸ばして食べ始めます。全校で食べるスイカはおいしいものでした。またスイカをほおばる子どもたちの顔はとてもうれしそうでした。みんなのおしゃべりもはずんでいました。


 ウイーン日本人学校の毎日は静かに過ぎる日もあればこの日の様にいろんな取り組みが行われる日もあります。様々な行事の取り組みも特色のある学校ならではですし、少人数ならではの学校のよさを生かしながら学校運営を行っています。

手を引く子ども
2018/07/02

今年の二泊三日の宿泊学習はザルツカンマーグートという山々と湖の美しい所で実施しました。
「できることは自分たちでしよう。」これが今年の目標の重点です。まず、宿泊する村でのオリエンテーリングでその成果が見られました。様々な学年の子ども達のいるグループがカメラを持って村を歩き回り、与えられたミッションをこなしていきます。ある時はさがし物をしたり、ある時は村の人に話しかけて写真に入ってもらったり、また写真の撮り方を工夫したりして、自分達の力を出しながら知恵をしぼって動いていました。私達教師は安全確認のため後ろを静かについて回りましたがミッションの手助けはまったくせず、子ども達もそれを求めてきませんでした。

 さらに別の場面ではロープウェイで山頂に着いた時がありました。なだらかな半分舗装された山道が続きます。何十分と歩くうちに小さい子が遅れだします。教師はそれに気づきましたが静かに見守っていました。ほんの少し大きい子が歩きながら手を差し出しました。小さな子はその手をにぎります。全ては無言のうちに行われました。二人は山道を歩き続けてゴールである絶景の場所にたどり着きました。そして二人は何事もなかったかのようにはしゃぎ始めました。もう手をつないだことも忘れたのでしょう。

 このような子ども達の持っている知恵や能力、また優しさといった素晴らしいものがたくさん見られた宿泊学習であり、成長の手ごたえのある三日間でした。もちろんその時までの事前指導もしっかりと行った上での事ですが。

 ほんの少し残念なのは、それらの素晴らしい体験やエピソードを保護者に伝える言葉の力がまだ十分に育っていないためにその成長を保護者の皆様にまで十分に伝えられないことです。それを補うことができるのが学校であり、モニター映像での宿泊学週の写真の紹介など、いろんな機会をとらえてエピソードを保護者の方に伝えていこうと思います。

本と日本人学校
2018/06/27

ウイーン日本人学校には図書館があり、児童・生徒が利用しています。
 時には大人の人が借りに来ることがあります。本校には以前から大人用の本や幼児用の絵本があるので、大人の人も借りに来るのです。また本校の図書館には日本に帰国された方の寄贈の本がたくさん棚に置いてあります。ただ本が置いてあるだけでは図書館と言えませんが、担当教師に加えてボランティアで本の整理を行って下さる方もおられるので貸し出しや返却がスムーズにいき助かっています。

 無性に本を読みたくなる時が誰にでもあると思いますが、最近ではタブレットやパソコンで読む人も増えているようです。そんな中、広い街の中から本を借りるためにわざわざやって来られます。来られた方は来校者証をつけて頂き、図書館で過ごされます。静かな図書館で本を手に取って見る。ウイーンで見つけた日本の本と静かな時間をよい思い出にしてもらえるとうれしい次第です。

 子どもの本離れが言われ始めてずいぶん経ちます。本校では教育活動全体を通して、日本のアイデンティティを大事に、基盤となる国語力(聞く・話す・書く・読む)の向上に取り組んでいます。例えば漢字検定も本校で実施しており、たくさんの子が受検をしています。海外にある日本人学校ではありますが、さまざまな場面で国語の力をつけていく努力を今後も続けて行きます。

道徳
2018/06/18

私がウイーンに赴任をしてから1ヶ月間、松葉杖を使っていた期間がありました。
日常のいろんな場面で交通機関を使って移動をします。バス・地下鉄・路面電車・タクシーなど。また、駅構内ではエスカレーターやエレベータを使いました。松葉杖を使い始めて気づくのはそれらの施設や乗り物の使い勝手でした。また、いろんな人に対応する表示や掲示物でした。
 その中で、とりわけ心に残ったのは若い人たちが私を見たときの反応です。電車に乗った時には松葉杖を持っているのを見ただけで弾かれたように立ち上がる若者がいました。タトゥーが両腕に入っている男性もいます。独特のヘアースタイルの若者に呼ばれてバスの席を座らせてもらったこともあります。と言ってその時に何か話しかけてこられたこともないし、笑顔を向けられることもまれでした。して当たり前。そのような顔をしていました。


 ウイーン日本人学校の道徳教育では全ての教育活動を通じて道徳的な心情や判断力・実践力をつけようとしています。具体的には礼儀や思いやり、感謝の心、自然への敬愛、また日本人としてのアイデンティティの自覚や世界の中の日本人としての自覚を身につけるよう取り組んでいます。
先ほどの例のようにウイーンの若者が松葉杖を持った人を見た時に席をゆずろうかどうしようかと考える前にすぐに立ち上がって反応してくれる、そのような若者を育てるこの国には道徳教育を行う上での大事な秘密があるような気がしています。

校歌
2018/06/12

作詞 河竹登志夫   作曲 藤原道從

1  みどりこき
ウイーンの森に こだまして
理想にもえる  歌ごえは
宇宙はるかに  あまかける
ああ 学やの 空たかく


2    夢青き
ドナウの流れ とうとうと
古い都に   若い血の
おどる春秋  ひとすじに
つらぬき立とう 友みなと


3  はるかなる             
祖国の誇り  胸にひめ
ひとつの世界 めざしつつ
強くあかるく 今日もまた
学びの道を  いざ行こう


朝の声出しは頭を目覚めさせます。朝の時間に玄関ホールにいるといろんな学年の子ども達の歌声が響き渡ってきます。毎月の歌が聞こえる中で上の校歌も聞こえてくるのです。ウイーン日本人学校の校歌の4番はドイツ語です。玄関ホールに響き渡る歌は時にドイツ語もまじります。ウイーン日本人学校で歌った校歌を子供たちは大人になっても覚えていることでしょう。校歌をお聴きになりたい方はこのホームページにありますので、お聴きください。

新緑大運動会
2018/06/04

「赤勝て!白勝て!」「がんばれ赤組!負けるな白組!」
ウイーン日本人学校の40回目の新緑大運動会が開催されました。広々とした新緑の芝の上を子ども達は走り回り動き回り、力いっぱいに練習の成果を発揮しました。これには保護者の方をはじめとして、大使館の方や日本人会の方、またお世話になっている関係の方々が来校されて子ども達の頑張りを応援していただきました。
競技では「はこを運んで」「ウイーンハリケーン」「オーストリア横断ウルトラクイズ」などの競技名がありましたが、それがどのようなものなのか内容が目に浮かびますでしょうか・・・。


 ウイーン日本人学校の生徒指導について大事にしているのは「児童・生徒理解を基盤にした厳しくも温かい生徒指導を行う。」という事ですが、異年齢での集団活動をできるだけ取り入れて学年の枠を超えた相互理解と協力を深めて家庭的で温かい人間関係を作るようにしています。先ほどの運動会では運動会の練習でも学年練習だけでなく小学1年生から中学3年生までが紅白に分かれてチーム一丸となって練習をしたり、打ち合わせ(合同昼食会)を行っていました。このような異年齢での活動を通してお互いの良さを見つけたり、高めあえているのです。

わたしたちのウイーン
2018/05/29

「わたしたちのウイーン」はウイーン日本人学校で使用する副読本の名前です。
3年生と4年生の社会科の地域学習で使っています。3年生では公民館の役割やスーパーマーケット、市内の商店街などを学びます。また、4年生ではゴミ処理について、消防署や警察署の仕事について、また山地や低地の人々のくらしなどについて学びます。くらしを支える水の学習でユニークなのはウイーンの水道水はアルプスのわき水を使っているというものです。大量の水は長い水道管を通って貯水場に送られます。そして浄水処理を施されて家庭等に送られてきます。
 私たちがウイーンに暮らしていていいなと思うのは水道水が飲み水として利用できるところです。それほど安心な水が飲めるということです。街を歩けば水飲み場があり、そこで水分補給をしている人の姿が見られます。



 私たちが指導する健康安全についてはまず基礎的な体力の向上を目指す体育行事の実施があります。運動会の練習を縦割りでしっかりと行ったり近くのプールに出向き、水泳学習を行ったりしています。また、公共交通機関による交通安全指導も行っています。さらに避難訓練の実施には力を入れており、自分の身は自分でしっかり守れる意識と技能が必要だと考えています。特に海外に暮らす子ども達にとっては非常事態にあっても対応ができるようになるのが望ましいことです。

サマータイム
2018/05/22

ここウイーンでは昼間の時間が長くなってきました。子ども達は朝、登校をして授業を受けて友達と遊び、下校まで教師と談笑したり一緒に体を動かしたりした後に各自の家に帰っていきます。そして6時・7時・8時。まだ外は昼の明るさを十分残しているので、うっかりすると夜の用意をするのが遅れがちになってしまいます。睡眠時間はしっかりとるように気をつけなければなりません。今日の京都の日の入り時刻は午後6時57分。ウイーンの日の入りはサマータイム時間で午後8時33分でした。


 ウイーン日本人学校の生徒指導について大事にしているのは「児童・生徒理解を基盤にした厳しくも温かい生徒指導にあたる。」という事です。子ども達を多面的に理解してその上での指導が大事と考えます。本校の子ども達は複数の教師が様々な場面で関わりながら学校生活を送っています。そのため担任だけでなくその他の教師からも話しかけられ認められるという温かい人間関係が生まれています。その中で挨拶や言葉遣い、5分前行動などの取り組みも進めています。そのような共通理解をもとにした生徒指導を通して子ども達が日々成長をしています。

新緑の校庭
2018/05/14

4月の校庭は桜の花が咲き、校庭一面には至る所に小さな花々が咲いていました。花畑のような場所も見られました。その後、芝生業者が芝生を刈り揃えると様子は一変して新緑まぶしい校庭になりました。今度はその校庭に白線を引いていよいよ運動会に向けた校庭の準備が始まりました。今から全校児童・生徒みんなで運動会に向けた練習が始まります。今年の運動会のスローガンは「つかみとれ そこに勝利があるはずだ」です。


 ウイーン日本人学校の学習指導について大事にしているのはまず、「生き生きと主体的に学び、学ぶ喜びを味わえる授業づくり」です。子ども達が自ら考えて意見を出し合い、お互いに高めあう事が大事と思います。そのためには
(ア) 基礎的・基本的な知識の定着を図るとともに、自ら学び考える力を育てる
(イ) 一人ひとりの個性・能力にあった授業づくりを行う
(ウ) 学習の規律を守り、認め合い、助け合い、高めあう授業を目指す
ことが必要となってきます。
 ここウイーン日本学校では全校児童・生徒が40人ほどの学校です。ここでの授業は少人数ならではのきめ細かくて一人ひとりに応じた授業を行っています。それができる点が本校の大きな特色です。

時には雨の時も
2018/05/07

4月からこのかた比較的よい天気が続いてきたウイーンです。しかし天候不順の日もありました。楽しみにしていた4月26日の「桜の森祭り」は天候不順のために中止になりました。ウイーンに住む日本人を始め、地域・住民の方への発表の練習してきた日本人学校では残念な思いを持ちましたが、次の機会をめざして36人の子ども達は日々努力を重ねています。
 ウイーン日本人学校はオーストリアに住む子ども達に日本の教育課程に沿った教育を行っています。そして平成30年度の重点目標を以下の様に決めました。
「豊かなコミュニケーション能力の育成を図り、国際感覚を身につけた主体的に学ぶ児童生徒の育成」
 海外に在住しているからと言って自然と国際感覚が身につくものでも海外の人とコミュニケーションができるようになるものではないと思います。異文化を生活の中で見聞きしたり、授業で教材として出てきた時にどのように意味を説明してどうとらえてどう行動をすればよいかを教えてあげることが大事だと思います。また学んだことを日々の生活に返してあげることの繰り返しによって国際感覚を身につけた子どもに育つと思います。本校のように学年の人数が少ない学校ではきめ細やかに子どもの発達をとらえることができます。そして適切に一人ひとりにあった教育をしていると思っています。また、「主体的に学ぶ子ども」
については別の場で述べる事にします。

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